事例
Western Union:市民開発の採用による開発効率の向上
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信用格付けの業務に従事する担当者は、SS&C Blue Prismの実績あるロボティック・オペレーティング・モデルを参考にしながら、自動化対象の業務プロセスの特定、開発、支援できるようになりました。Richard Cornish 氏 Head of Advanced Automation, S&Pグローバル・レーティング
S&Pグローバル・レーティング社は、世界有数の独立した信用格付け事業者であり、市場の成長を推進し、透明性を確保し、市場参加者の意思決定を支援するために不可欠です。
同社は政府系機関から企業、金融サービスや証券に至るまで100万を超える信用格付けを手掛けており、幅広い視点と洞察を独自に組み合わせて市場に向けた見解を提供しています。市場における重要な役割を支援するために、同社は自動化プロジェクトを推進・運営するCOEと市民開発を組み合わせた強力な社内体制を編成しました。
S&Pグローバル・レーティング社は、高度に規制された業界で事業を展開しています。運用効率を向上させるテクノロジーの調査を始めた時、規制を遵守するために十分なガバナンス機能と制御を維持し続けることができるソリューションを必要としました。また、S&Pグローバル・レーティング社は、同社内に蓄積された知見を活用して、より複雑な自動化を組織全体に速やかに展開することで、持続的な事業成長を実現できるプログラムを確立したいと考えていました。
S&Pグローバル・レーティング社は、堅牢なロボティック・オペレーティング・モデル(ROM™)を構築し、そのモデルをパイロット プロジェクトからテスト稼働させた後で、より広範な組織に展開させることで、強固な基盤とガバナンスを確立しました。
彼らは効果的なCOEを編成しましたが、一方で各業務部門の知見を活用することで、より多くの業務自動化を実現できることに着目しました。
COEは組織全体から市民開発者を募り、自動化開発者の育成に着手しました。市民開発者は、様々な方法で募集されました。経験豊富な自動化専門家と初心者がペアになり、組織内の自動化対象業務を選定するためのアイデア募集コンテストや各業務部門への個別説明会の開催やRPAアカデミーを開設した教育活動を行いました。市民開発に応募した従業員は、各業務部門との重要な窓口を兼務するため、部門の業務を強化するための自動化のアイデアを提出することが奨励されています。これまでに、何百ものアイデアがCOEに寄せられています。
S&Pグローバル・レーティング社は、世界中の13拠点に20人を超える市民開発チームを編成しています。彼らは、自動化効果の高いアイデアを見つけ出して共有しており、COEは同じ自動化を他部門に水平展開する組織内のハブとしても機能しています。市民開発者は、卓越した自動化COEからの支援も受けて、組織全体にデジタルワーカーを展開し、以前は困難とされていた以下の業務を自動化しました。
市民開発者は自動化のアンバサダーとしての役割を果たしており、自動化プログラムの幅広い成功に貢献しています。彼らは、SS&C Blue Prismのデジタルワーカーを展開し、品質と管理、従業員体験の改善を促していくことを通じて、数千時間にのぼる業務時間を削減しました。
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